ジャンパー膝やオスグッド病になっている方は、なにかの原因によって発生しています。
その原因の一つに「骨盤の影響によるもの」があります。
膝痛と骨盤の傾きは密接な関係にあり、ジャンパー膝やオスグッド病のような大腿四頭筋の影響による症状の場合は特に大きな影響を与えます。
今回は、そんなジャンパー膝やオスグッド病に共通して言える骨盤の重要性についてわかりやすく解説していきます。
ジャンパー膝やオスグッド病に関わる大腿四頭筋について
ジャンパー膝やオスグッド病に関する大腿四頭筋は、大腿直筋・内側広筋・外側広筋・中間広筋の4つの筋肉から構成させています。
その大腿四頭筋のうちの一つの大腿直筋は、骨盤(骨盤にある下前腸骨棘)から膝のお皿(膝蓋骨)に付いています。
そのため、骨盤の傾きが変われば骨盤に付いている大腿直筋にも影響を及ばします。
骨盤の傾きが与える膝痛への影響とは
では、どのような影響を与えるのでしょうか?
筋肉の伸長具合が変わる
ジャンパー膝やオスグッド病に関わる大腿直筋は骨盤に付いているとお話しました。
では、骨盤の傾きが変わるとどのようになるか下の図にまとめてみました。
このように、骨盤が後傾すると正常な位置に比べて大腿直筋は伸長させます。
この状態に、日常生活やスポーツなどを行っていると伸長させてストレスが加わり負担がかかります。
股関節が使いづらくなり、膝の負担が増える
骨盤が後傾していると、股関節の屈曲(曲げる)がうまく行うことができません。
この状態で、ジャンプしたりダッシュすると股関節の力がうまく発揮できないため膝と足首で動かなければいけないため負担が増大します。
骨盤の傾きは非常に重要である
このように骨盤の傾き一つで、膝に加わる負担は大きく変わってしまいます。
そのため、日頃から背中を丸めて悪い姿勢でいないことなどを気を付けることも膝痛に大きな影響をもたらすと言えるでしょう。